採用や制作パートナーの募集で失敗ばかりなので原因と対策を考える

こんにちは、ドラゴンM男です。

起業すると必ず必要になる社員の採用。私みたいなWeb制作会社だと昨今はフリーランスが増えている流れもあり、業務委託として仕事を依頼することもあるのですが、ここでの人選びに絶望的に自信がなくなってるくらい失敗を繰り返しています。

昨年にいろいろ失敗して、そのリカバリーに3ヶ月くらいかかっちゃったし、その間新しく営業があまりできずに売り上げもダダ下がりという絶望的な状況を経験しました。

今までの失敗の原因を究明しまして、これからどうやっていくかを考えました。

採用・パートナー募集で失敗すると何が起こるのか

まずは振り返りですが、どんな失敗があったのかを残しておきたいと思います。

  • スケジュールを遅延した
  • 任せてたら2ヶ月制作止まってた
  • 「できない」ばかりで融通がきかない
  • 依頼したのに自分の仕事じゃないとゴネる
  • 仕事が雑でミスが多い
  • 案件が忙しくて時間が取れなかった、とか言い出す
  • いつの間にか予算が上がりまくった

色々あって、全て自分の責任ではあるのはわかってるのですが、こんなの繰り返してたら心がボロボロになりそうです。実際に昨年末から今年の初め頃はリカバリーに追われて銀行の預金も減っていくし切なかったなぁ、、

うちの場合、制作に関わる人間が3〜6人くらいいるので、円滑に進められるように交通整理しないとどこかで事故が起きちゃってたりするので交通ルールも整備する必要があるんですよね。

失敗の原因を一つ一つ考えていく

それぞれ原因を考えていくと対策が見えてくると思うので考えていきます。

スケジュール遅延

これは完全に管理側のミス。これは人によるのですが、予定日前日にキッチリあげてきてくれる人もいれば、遅れてても何も連絡して来ない人もいます。

キッチリあげてくれる人は何の問題もないのですが、どういう仕事感を持ってる人かわからないうちは、リマインドしたり、現在の進行状況を確認したりすることが必要です。

フリーランスだとこの辺はキッチリしてるかなと思ってたんだけど、体感では50%以上はスケジュールに疎い印象です。

任せてたら2ヶ月制作止まってた

これも完全に管理側のミス。本来はこちらからリマインド・状況確認で回避できるはずです。

このケースは結構ヤバかったんだけど、多分遅延してから言い出しづらくなってそのまま放置しちゃったという状況。

普通に考えたらあり得ないんだけど、管理不足とその担当者の問題でこんなこと起きました。

これが一番リカバリ厳しかった、、、(結局納品4ヶ月遅れた)

「できない」ばかりで融通が利かない

Webサイトは開発規模が大きくない場合が多いので、ほとんどの場合いわゆるアジャイル開発の流れで制作を進めます。アジャイルというのは柔軟性のある開発体制で、イメージとしては走りながら考える感じです。反対なのはウォーターフォールという形で、最初にしっかり設計を固めて、設計以外の開発を行わない開発手法です。

本来はしっかりと設計を固めてからやればいいのですが、設計を固めること自体がWeb制作で重要なポイントなので、設計前に確定予算を組むことって難しいんですよね。

アジャイルである以上、途中で多少の変更などは許容しているのですが、それらを許容できないフリーランスの方々もいらっしゃいます。

ことあるごとに「できない」ばかりだとこっちも気持ちがやられてしまいます。代案を出してもらうか予算相談してもらうなど話しができればいいのですが「今回の発注内容にはふくまれません」と頑なな方もいらっしゃいます。

こういう方とはもう二度と一緒に仕事をしないと思って入るのですが、あらかじめ修正や変更が入りそうな旨を伝えながら制作を進めていくしかなさそうです。

依頼したのに自分の仕事じゃないとゴネる

弊社ではもともとディレクターがサイト内のテキストを制作します。それを含めパートナーディレクターに発注したつもりだったのですが、制作開始してから「これは私の仕事じゃない、ライターの仕事だ」と言い張ってやってくれないということが起きました。

発注時に文章にして確認しなかった自分が原因ですが、なんだかなぁ。。とやるせない気持ちになります。

3名の制作体制の場合、ディレクター・デザイナー・エンジニアといて、それぞれの領域の間の業務があるわけですが、それらをどっちがやるかっていうのが明確になっていないとこういう問題がおきます。

依頼範囲を明確にすることでこれらの課題をクリアしていく必要があります。

仕事が雑でミスばかり

仕事が雑な人も一定数います。依頼内容が漏れて提出されるというのがわかりやすいかもしれません。

修正指示を出して戻ってきたのに、一部修正されていない、ということになるとこちらとしては確認の時間が増えるし、やり取りの数も増えて無駄が増えます。

指摘すれば直してくれはするのですが(当たり前ですが)、こういう方と仕事をすると自分の時間がなくなるのでなるべく避けるようにしています。

案件が忙しくて時間が取れなかった、とか言い出す

比較的旧知の知人が同業界にいて仕事を依頼できそうだったので依頼したところ、完全に後回しにされました。自分ができないことを依頼しているかつ開発のお願いをしているのに、FAQみたいなドキュメントのURLが送られてきて「ここ読めばわかると思う」とかって返してくるのには愕然としました。

URLを送ってくるだけの人に数十万円は払えないので、即時解約となりました。

こう言う人とも仕事をしないようにしているのですが、見極める方法がまだ見つからない。。

いつの間にか予算が上がりまくってた

何度かお願いしているパートナーさんがいて、クオリティも高く満足度も高いのですが、いつの間にか制作予算が爆上がりしてしまっていました。

毎回「見積りお願いします!」と投げてたら、今では元の5倍くらいの予算になってしまいました。(最初は安くやってくれたのもあるけど)

予算が上がりまくった結果、利益が出なくなるという絶望を味わいましたw

採用や制作パートナー募集を成功させるための施策

初めて人にお仕事をお願いした時から、安く依頼するのは申し訳ない、やりやすい環境を用意しないといけない、嫌われるの怖い、、、と思って採用やパートナー発掘をしてきました。

この考えから、外注費は一般相場の150%〜200%くらい高めで出してたのですが、そうすると結局金の亡者みたいなのが集まってきて、結局対してワークしない人が集まってきてしまいました。自分に魅力がないとかって言えばそれだけなのかもしれないけどw

最近ではようやく(当たり前かもしれませんが)、基本的にはこちらの都合に合う人たちとお付き合いする、ということを考えはじめています。

  • こちらの制作予算で作れる人を探す
  • 人間的に信頼できる人だけと仕事をする
  • こちらの求めるものを理解してもらえる人を探す

基本的に市場にいる人間って、いい人材から早い者勝ちで各企業が必死に取りにいっているので、そんなにいい人材が僕らのような零細企業に集まることなんてないんですよね。

結局、自分の都合に合う人を採用することにした

相手の都合で働こうとすると絶対痛い目をみるので(みてきたので)、今後は自分の都合に合う人の採用をすることにしました。

リモートワーカーというと、あまりコミュニケーション取りたがらない人も多いんだけど、僕自身はどっちかっていうとコミュニケーション取りたい方。

なので、コミュニケーション取るのが好きな人とだけ仕事をしたいと考えたり、どんな人と一緒に仕事をしたいかってのを考えています。