起業家は調子が良い時にはグングンと成果を出し続けるけど、どこかで悩み始める時があると思います。その悩みのほとんどが、このどちらか2つの選択を明確に決めていないこと、腹を括り決意をすることが出来ていない場合がほとんどだといいます。
まさに僕自身が悩んだ次の一歩をどっちに踏み出すのかという悩みの中で、この考え方が重要になるとメンターに教えてもらいました。
見えるものを信じるか見えないものを信じるか
この問いがまさに起業家が決めなくてはいけない信念であり、経営理念にも影響してくるポイントです。
急に霊を信じようとかそういうことではありませんが、この2択でどちらかを選択し、どちらかの選択肢は破棄しなくてはいけません。しかし、人間とは欲深いものでどちらも欲しくなってしまうのが現実です。
見えるものとはつまり何か
見えるものとはつまり「お金」を始めとした物質的なものから始まり、地位や名誉など目に見てわかりやすいものが「見えるもの」に当たります。
事業を動かしていく中で、生涯その事業にコミットしていくつもりの事業と、頃合いを見計らってバイアウトするという事業の方法もあります。
この場合、わかりやすくいうとバイアウトすることは見えるもののために事業をすることになります。
見えないものとはなんなのか
一方、見えないものとはなにか。事業を行っていく中で、10年・20年と腰を据えてやっていこう、というまさに生涯をかけて行う事業。それは、自分の信念や周りに集まる仲間やお客さんを大切にしていくことでもあります。(見えるものがそれらを適当に扱うということではありません。)
重要なのはどっちを大切にして事業を推し進めていくのか、という点です。
更に言うなれば、どちらかを諦めること・捨てることが事業の成長スピードを早めることになるのです。
起業家は腹を括って迷わず進め
まさに自分に言い聞かせていることでもありますが、これら二つ共追い求めたくなるのが人間の常だと感じています。
反面、この二つを追い求めているうちは、どちらにも振り切れずに結局なかなか成果が出ないものになってしまうはずです。
自分にとって本当に大切なものはなんなのか、自分の理念はなんなのか、それらを明確にして邁進することが成果が出るまでの一番の近道なようです。